TKの山とか日常、時々虫取り

山行記を書くために始めました。色々書いてみたいです。

John Muir Trail セクションハイク山行記:準備編

 

はじめに

 2023/8/11 ~ 8/20に会社の休みを利用し、5日間 John Muir Trailのセクションハイクに行きました。といってもJohn Muir Trail本線の区間は非常に短く、実際歩いた場所はMono pass trailhead ⇒ Agnew meadowになります。今回は準備や山行中の記録などをまとめました。まず、準備編となります。

Banner PeakとThousand Island Lake

 (本記事はJohn Muir Trailハイクにあたって規定されているルールには、必要以上に触れずに書いていきます。)

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John Miur Trailとは

 下手なことを書くと怒られそうなので、詳細はWikipedia先生に一任する。

ジョン・ミューア・トレイル(John Muir Trail)は、アメリカ長距離自然歩道カリフォルニア州内を、ヨセミテ峡谷ヨセミテ国立公園)からマウント・ホイットニーまで、340キロメートルにわたって縦走する。トレイルの大部分はパシフィック・クレスト・トレイルの一部になっている。アメリカにおける「自然保護の父」と呼ばれるナチュラリストジョン・ミューアにちなんで命名されている。

ja.wikipedia.org

 簡単に言うと、世界でもかなり有名なロングトレイル登山道で、ロングトレイルの聖地とか呼ばれたりしている。最大の難所はPermit(入山許可)を取ることと言われており、340km全域を歩けるPermitを取るのは非常に競争率が高い。そのため、1回で歩き切るスルーハイクだけでなく、一部分だけを歩くセクションハイクの2つの方法で各々が入山している。

山行中の記事はこちら

nature-enjoy.hatenablog.com

続きは書きあがったら貼ります

準備

 今回、準備でもっとも気を使った食料・移動方法の2点について書いていく。

 (装備について、今回の山行のために買ったものは、浄水器・ベアコンテナ・スコップ・お楽しみグッズ程度だったので割愛。使い慣れた装備そのまま、ウルトラライトなものは何一つ持っていかなかったので、私のザックはウルトラヘビーだった。軽量化は大事だと思いました。

食料について

初日だけ食べれる、開戦のステーキ

 食料については特に苦労した。
 実は、John Muir Trailに挑戦した段階で、テント泊山行の経験は浅く、高校の山岳部時代に1回、直前に練習で行った白山で1回の計2回しかなかった。そのため過去の日帰り登山や自転車旅行の経験から、空腹感と重量を鑑みて準備に取り掛かった。
 結果、「タンパク質多め」くらいにしか意識が回らず、ネットで紹介されてたおすすめ食材の中から、「半分は日本から持参、もう半分は現地で購入」と決めて適当に揃えた。
 まぁこれくらいあれば死なんやろと思いで出発したが、今思えばあまりにも適当で、最終日には大量の食材を携えて下山することになる。

 

 そのため、ここで紹介できるような機知に溢れた食事計画はないので、食料の中で持って行って良かったものと不要だったものを紹介していく。

良かったもの

Mountain Houseのフリーズドライ食品

www.amazon.co.jp

 アメリカで一般的(らしい)なフリーズドライ食品。お湯を入れてかき混ぜて、数分待って出来上がり。作り方は日本のα米と変わらないが、なんといってもおいしい。また量も多く満腹感が良かった。食べる際には、湯を沸かすと同時にソーセージをボイルして一緒に袋に入れて食べていた。1パック2食と書いてあるが、私には1パック+ソーセージで一食分くらいかなという量だった。

 MercedのWalmartでも売っていたので、どこでも手に入ると思う。価格と大きさに目をつむれば、ご当地感もあり間違いなくお勧めできる一品。

 

早茹でパスタ(マ・マー 早ゆで1分30秒クルル)

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC-%E6%97%A9%E3%82%86%E3%81%A71%E5%88%8630%E7%A7%92%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%AB-120g%C3%976%E5%80%8B/dp/B09SKWGSF6?th=1

 お湯を適量沸かし、具と調味料を入れ、パスタをドボン。1.5分後にはパスタが水を吸っていい感じの料理の出来上がり。楽で料理してる気分になれるし、具と調味料を変えればバリエーションは自由自在。君だけの最強のパスタを作ろう! 山行中は粉末トマトとコンソメを持ち歩いていたので、目に付いた食材をぶち込みトマト味にして食べていた。

 

マウンテンミックス

 言わずと知れた登山のお供。アメリカでも例にもれず持参した。中身は柿ピーとM&Ms。行動食はマウンテンミックスと、現地で買ったバー的な補給食だけで過ごした。バリエーションがあると飽きないので、小さいヌードル菓子やドライフルーツなど入れるといいかも。

不要だったもの

サラミ

 タンパク質にと持参したが、塩辛くあまり食べなかった。他の記事を見ると持参するハイカーは多いようだが、5日間の短い日程だったら保存もあまり気にしになくてもよいので、ソーセージの方が慣れた味でいいかもしれない。

 

粉末スポーツドリンク

 塩分・ミネラル補給にと持参したがあまり使わなかった。なによりトレイルの各所に流れる水がウマイ大自然の冷たい雪解け水に混ぜ物は不要。

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移動方法について

Bishop空港

 今回はMono pass trailhead ⇒ Agnew meadowを歩くということで、カルフォルニアの玄関口であるSanFransiscoを起点し、
行き:SanFransisco ⇒ Yosemite Vally ⇒ Mono pass trailhead
帰り:Agnew meadow ⇒ Mammoth Lake ⇒ SanFransisco
の移動方法を考えなければいけなかった。山行記本編で後述するが、日程がタイトだったのでかなりシビアな移動になった。山にいるとき以外は、ほとんど移動してたか寝てたかと言っても過言ではない。

 以下には行き帰りの移動の際に使用した移動方法について書いていく。詳細については山行記本編を参照されたし。

行き(SanFransisco ⇒ Yosemite Vally)

行きの移動方法は

  1. Sanfransisco国際空港 ⇒ MacArthur駅 : Bay Area Rapid Transit(BART)
  2. MacArthur駅 ⇒ Emeryville駅 ⇒ Merced駅 : 徒歩 + Amtrak(鉄道)
  3. Merced駅 ⇒ Yosemite Vally : YARTS(バス)
  4. Yosemite Vally ⇒ Mono pass trailhead ⇒ YARTS(バス)
帰り(Agnew meadow ⇒ SanFransisco)
  1. Agnew meadow ⇒ Mammoth Lake : Mammoth Lake周回バス
  2. Mammoth Lake ⇒ Bishop : バス(Stop 25-Vons Parking Lot発)
  3. Bishop ⇒ Sanfransisco : 飛行機(Bishop空港発)

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おわりに

 以上が、簡単ですが準備に関する記事になります。準備をするにあたって考えられることは無限にあるので、深く考え込んではいけません。現地に行けば、杞憂だったなと思うことがほとんどです。何事も失敗とお勉強なので、当たって砕けろの精神でトライしてみてはいかがでしょうか?